こんにちは、シジュウです。(プロフィールはこちら。)
40代女性会社員、管理職、既婚、小学生の子ども1人います。何社か転職しながら、20年くらいある業界で、サラリーマンとして一生懸命働いていましたが、最近なんだか働くのが辛くなってしまいました。
今の会社を辞めて、フリーランスとしての働き方を模索したいと思っています。
っていうか、会社って、そんなノリで辞めるもんなの?
超テキトーすぎだし、おカネとかどうすんの??
確かに「辞める」って決めたのは、正直、ノリもあるけど・・・
今は家族もいるし、「お金」のことはもちろん、今後のことはきちんと考えたよ。
というわけで、今回は「会社を辞めたい人がやるべきこと(お金編)」についてまとめていきたいと思います。
ここに書いてあることは、私が「そうだ!会社を辞めよう!」と思ってから、実際に行ったことです。当たり前のことばかりかもしれませんが、今後会社を辞める人に対して、少しでも参考になればいいなって思います。
なんだかんだ言って、「先立つものは金」ですよね。会社を辞めるにあたっては、お金についてきちんと整理する必要があると思います。
すべての預金通帳の残高を調べる
まず、自分が持っているすべての預金通帳の残高を調べましょう。
「現状の残高を知る」ということからスタートです。
「現状」がわからないと、今後どのような選択肢を取ることができるのか、わからないですよね。
預金口座といって思いつくのは、
- メインで使っている口座(給与振込口座など)
- 貯蓄用で使っている口座
- その他生活費のために使っている口座
などでしょうか。
意外に忘れがちなのが、
- 独身時代に使っていた旧姓名義の口座
- すでに退職した会社で使用していた立替経費のための口座
- いざという時のために大事にしまっている口座
- 子どもの頃に親に預けていた口座
などですね。あとは・・・・
- タンスにある現金の束(もしあれば)
ですかね。
ちなみに、40代にもなって「親に預けている口座」なんて、いまさら聞くのも恥ずかしい、と思っていましたが、私も、念のため「私の名義の口座ってもう持ってないよね?」と親に聞いたところ、なんと!ありました!
それから、「いざという時のために大事にしまっている口座」の残高もきちんと調べた方がいいですよね。会社を辞めたい時というのは、「いざという時」に該当します!!
すべてのクレジットカードの年間利用代金を調べる
銀行の預金残高が把握できたところで、次に、すべてのクレジットカードの年間利用代金を調べましょう。
要は、「年間支払金額(=1年間で自分が払っている金額)」というのを知ることが目的です。
何枚ものクレジットカードを使いこなしている人もいると思いますので、引き落とし口座の通帳を見ながら、漏れがないように「年間利用金額」を調べましょう。
- メインで使っているクレジットカード
- サブで使っているクレジットカード
- ETCのために使っているクレジットカード
- 買い物のために使っているクレジットカード
- 旅行のために使っているクレジットカード
- 保険のために使っているクレジットカード
- 子どもの習い事のために使っているクレジットカード
あとは、口座引き落としにしている支払いがある場合や、いつもニコニコ現金主義の人は、「預金口座から引き出される年間金額」も加える必要があります。
- 公共料金(電気、ガス、水道など)
- 電話料金
- 生協などの宅配サービス料金
- 電子マネーへの入金分
- いつもニコニコ現金使用分
ちなみに、私は、2年前くらいに、クレジットカードの整理をしていて、不要なクレジットカードを解約するとともに、可能な限りクレジットカード払いへの変更をしていました。そのため、この集計作業は割と楽にできた気がします。
支出金額の管理ということを考えた場合には、これを機に、ずっと使っていないクレジットカードなどを整理するというのも、良いかもしれませんね。
注:ただし、数枚のクレジットカードは必ず残しておいてくださいね。会社員でなくなると、クレジットカードが一時的に作りにくくなる可能性があります!
年間で必要な出費を計算する
「昨年の年間支払金額」を把握したところで、今度は、「今後、年間で必要な出費」を計算しましょう。
先ほどの「年間支払金額」の中から、来年以降は出費が生じない一回限りの支払いを控除し、来年以降に出費が見込まれる支払いを追加します。
・・・・が、将来の出費については、見通すことが難しいと思います。
また、独身か既婚か、一馬力か二馬力か、夫婦の財布は別管理か一括管理か、子どもがいるかいないか、何人子どもがいるか、親世帯への援助が必要か、など、家庭によって様々だと思います。
私の場合は、既婚、二馬力、財布は別管理、子ども1人、という状況ですので、割とシンプルかもしれませんが、この先どんな出費が必要になるかは、正直、予測できません。
とはいえ、ここでの計算は、未来のことを的確に予測することが目的ではなく、「会社を辞めるときに、お金について最低限考えるべきこと」を明らかにすることが目的ですので、未来はできる範囲で予測する、ということで割り切りました。
ということで、私は、「昨年の年間支払額」+αを、「今後、年間で必要な出費」にすることにしました。
+α には、以下の出費を見積もって入れました。
- 今まで給料から天引きされていた社会保険料(健康保険料、年金保険料など)
- コロナ禍で行かれなかった海外旅行代、外食代
- (自分が負担する予定の)将来のこどもの教育費の1年あたり平均金額
なお、− α(マイナスアルファ?)するケースもあると思います。
- 昨年に、家や車の購入などの大きな買い物をして、まとまって支払った金額があった場合
そして、ここで計算された「今後、年間で必要な出費」金額は、「会社を辞めた場合、稼がないといけない最低金額」になります。
ちなみに、私の場合、管理職としてまあまあ良いお給料をいただいていたので、社会保険料を自分で払うことになった場合の金額を計算して、ビックリしました。特に、フリーランス1年目に関しては、収入が減るにも関わらず、社会保険料の負担が大きくなることが予想されます。
話は少しズレますが、フリーランス1年目に備える出費としては、前年度の所得をもとに計算された住民税の存在も忘れてはいけません。
何もせず生活できる期間を使って、どのように稼ぐか考える
「会社を辞めた場合、稼がないといけない最低金額」が分かってからやることは2つです。
- はじめに調べた「現在の銀行の預金残高」を「今後、年間で必要な出費」金額で割りましょう。会社を辞めてから、何もせずに生活できる期間(年数)が分かります。
要は、この期間に、転職活動をするなり、フリーランスとして働けるように準備するなり、「今後、年間で必要な出費」を稼げる手段を整えよう、という訳です。
- 次に、「今後、年間で必要な出費」をどのように稼ぐのか考えましょう。簡単に書きましたが、実はこれが一番大変ですよね。ただし、目安となる年収がわかっているので、色々な選択肢が浮かんでくるはずです。
- 今の会社から別の会社に正社員として転職する
- 今の会社でパートとして働く
- 別の会社でパートとして働く
- フリーランスとして働く
- あと100年くらい何もせずに生活できるみたいだから、もう働かなくて大丈夫(←今まで貯めに貯めた人&出費額がとても低い人)
なお、株式投資や不動産投資をやっている人は、「会社を辞めた場合、稼がないといけない最低金額」に、年間のリターン予想金額を含めることも考えられますね。
ただし、すぐに現金化できるかどうか、という視点を忘れないでください。先ほど計算した「今後、年間で必要な出費」は、毎年キャッシュアウトが必要な金額です。いざ必要なときに現金化できるものだけ、含めた方が良いと思います。
いざ必要なときに現金化できるかどうか、という視点から考えると、iDeCo(できればNISAも)の年間のリターン予想金額も含めないようにします!これらは60歳になるまで取っておきましょうね。
まとめ
今回は「会社を辞めたい人がやるべきこと(お金編)」についてまとめました。
「そうだ!会社を辞めよう!」と思ってから、実際に行うべきことは4つです。
- すべての預金通帳の残高を調べる
⇨「現状の残高」を知る - すべてのクレジットカードの年間利用代金を調べる
⇨「年間支払金額(=1年間で自分が払っている金額)」を知る - 年間で必要な出費を計算する
⇨「今後、年間で必要な出費」を計算する
⇨「会社を辞めた場合、稼がないといけない最低金額」を知る - 「何もせずに生活できる期間」を使って、どのように稼ぐのか考える
結構シンプルっていうか、テキトーな計算な気がするんだけど・・・
そう見えるよね(笑)
この計算は、正確な未来の計算をしよう、というよりも、「会社を辞めるときに、お金について最低限考えるべきこと」を明らかにすることが目的だからね。
家族に会社辞めることを相談するときに、ただ「会社辞める!」っていうのと、「会社辞めようと思ってる、お金のことはこんなふうに考えているよ」っていうのでは、協力体制も変わってくると思うんだよね。
確かに・・・
言われてみればそっちのほうが良いっぽい!
でさ、結局、未来の私は、どうするつもりなの?
私は「フリーランスとして働く」というのが最終目標だなー。
でも最初はなかなか難しいだろうから、軌道にのるまでは、「パートで働く」という選択肢も考えつつやってくつもりだよ。
そっか!
やれば出来る子だから、ヨユーじゃん!頑張って!!
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