こんにちは、シジュウです。
40代女性会社員、管理職、既婚、小学生の子ども1人います。何社か転職しながら、20年くらいある業界で、サラリーマンとして一生懸命働いていましたが、最近なんだか働くのが辛くなってしまい、このまま60才まで(70才まで?)我慢しながら、疑問をもちながら、働くのは無理!と思うようになりました。
20年も、いろんな会社で働いてきて、頑張ってても、もうダメって思うこともあるんだね。
そうだね。理由はいくつかあるんだけど、人間関係って影響大きいんだよ・・・
今日は上司の話をするね。
というわけで、今日は、会社を辞めようと思った理由(曲者上司「Mr. サイコパス」編)です。
私は中間管理職ですので、もちろん上司がいます。今の会社に転職して10年くらい経ちますが、この上司が非常に曲者でした。この人を「Mr. サイコパス」名付けた理由は、3つありました。
(余談)Mr. サイコパスの発言に耐えかねて、思わずツイートしたエピソード↓。
非常に気分屋である
Mr. サイコパスたる理由の1つ目です。曲者上司は非常に気分屋でした。
例をあげると、
- 彼が機嫌がいいとき、「分からないことがあったら何でも聞いて。」と言ってくれます。実際、聞いたらとても丁寧に教えてくれます。
- 彼が機嫌が悪いとき、「そんなことくらい自分で考えて。そのくらい自分で物事考えるのは当たり前でしょ。」と言います。
結構「あるある」な状況かと思いますし、彼なりの線引きがあって、部下を育てるためにこのような態度をしているのだと思っていたのですが。結局、その「彼なりの線引きの基準」は、10年かかってもわかりませんでした。
曲者上司と関係ある他の人にも相談しましたが、その人も彼の「線引きの基準」に悩んでました。そして、私より先に辞めていきました。
結局、「彼なりの線引きの基準」というのは、彼にしか分からないことなので、正解はいつまでたっても分からないんですよね。それを分かろう、理解しよう、とすることは、ただただ自分の心を消耗するだけ、でした。
自分が出世するためなら手段は問わない
Mr. サイコパスたる理由の2つ目。曲者上司は、自分が出世するためには手段は問いませんでした。
これは、良くも悪くも、です。
「出世するために手段は問わない」というと、普通は、自分を相対的に良く見せるために、他人の足をひっぱるとか、意地悪をする、とか、悪い方向の手段だけだと思いますよね。
彼は違うんです。他人に対して、良いこともするんです。例えば、
- 部下が作成する成果物に対して、部下の成長を促すような助言やフォローをとことんしてくれる。
- 部下が、体調を崩したり、プライベートでなにか問題が起こった場合には、全力でサポートしてくれる。
これだけ見ると、本当にいい上司ですよね。この上司のために、頑張ろう、とまで思います。
でもこの行動は、自分の得になる「使える部下」であると判断している最中だけなんです。もしも、この部下が、自分の得に全くならない「使えない部下」と判断された瞬間、手のひらがくるり、と返ります。全く逆の人になります。
- 部下が作成する成果物に対して、全く助言をしなくなる。その成果物に対して、お客さんから少しでもお小言がでようものなら、「部下のレベルが低くて申し訳ない、自分もこれではだめだと思っていた、自分が初めから見てさえいればこのようなことがなかった」と言う。
- 部下が、体調を崩したり、プライベートでなにか問題が起こった場合にも「いつなら仕事ができるのか、さっさと関連各所に連絡するように」とだけ連絡が来る。
本当に同じ人なのだろうか、と思いますよね。彼にとって、今、その人が「使える部下」なのか、「使えない部下」なのか、という判断で行動が変わるって、本当に恐ろしいです。
ちなみに、彼は、お世話になっている、上司の上司に対しても、同様でした。
自分のやりたいこと、自分の評価があがりそうなことをバックアップしてくれる相手(=上司の上司)に対しては、ごまをすります。ただし、その上司の上司が、出世競争から外れて失脚しそうになると、「最近あの人の行動はおかしいと思ってました。」などと、言いまわって、自己保身に走ります。
もし、これが、「大企業のサラリーマンの鏡」というのであれば、大企業のサラリーマンとして出世することは、心から嫌だと思いました。
自分の思い通りにならない人には必ず報復する
Mr. サイコパスたる理由の3つ目です。曲者上司は、自分の思い通りにならない人には、必ず報復をする人でした。
曲者上司は、「使える部下」である判断した場合、その部下に対してとても良い扱いをします。
そして、その「使える部下」は、上司のフォローもあることから、どんどん腕があがり、他の人からも高い評価を受け、さらに、他の部署で活躍できる人材だとして、昇進対象になったりします。
曲者上司ぶりは、この時点で、また発動します。
曲者上司にとって、「使える部下」は、自分の駒として存在していないといけないため、昇進させて自分の手元から巣立っていくのは、ダメなんですね。
「使える部下」が、昇進対象として名前があがった瞬間、その部下のアラ探しをしてなんとか昇進させないようにと、走り回ります。今まで褒め称えていた部下に対して、いきなり昇進させないように悪い話をしだすので、周りも困惑します。
そして、その部下が昇進した瞬間、彼にとっては、自分の駒として自由に使える「使える部下」から、自分の駒でなくなった「使えない部下」に格下げです。そして、その部下に待ち受けるのは、「使えない部下」としてのつらい日々です。
この曲者上司、現在もどんどん出世の階段を登っています。私が今の業務を行う限り、彼から逃れられることはありません。業務内容を変える、とか、他の手段はないか、と色々思い悩みましたが、「会社辞めたい」と思う他の理由(後輩編:出木杉くん/仕事内容編:もう限界!)もあり。私は、最終的に、会社を辞めることにしました。
なんか・・・・殴る蹴る!みたいな分かりやすいヤツじゃないから、余計に心にキそうだね・・・・
そうなんだよね・・・
辞める理由はいくつかあったけど、Mr. サイコパスの存在が「決定打」だったな。
彼と離れることができて、本当にほっとしてるよ。
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